タイムスイッチと自動点滅器の組み合わせの問題を現物で確認検証

毎年出題されるタイムスイッチと自動点滅器の組み合わせを端子台代用から現物で確認検証してみました

まずは出題されているタイムスイッチと自動点滅器の問題の複線図を見てみると

アウトレットボックスの下にタイムスイッチ、ジョイントボックスの上に自動点滅器を配置した複線図となっています。

これをECQ講習会で作成したものが下の写真になっています。

この問題はタイムスイッチ及び自動点滅器は端子台で代用しています。もちろん変圧器も端子台を代用しておりますが、今回は変圧器以下の100Vを実際に使用して、タイムスイッチと自動点滅器の組み合わせの問題を現物で確認検証してみようというものです。




現物の前に端子台を代用したものをもう少し現物に近いものとして理解していただけるよう、現物の前の接続を紹介しますと

タイムスイッチと自動点滅器

試験ではアウトレットボックスが使用されますが、ここでは省略し、かつ電線の距離も短くしてあります。


タイムスイッチと自動点滅器の接点が両方とも閉じないと(スイッチが入らないと)点灯しない回路

複線図を見てみると、この回路はタイムスイッチと自動点滅器の両方とが作動しないと負荷である電灯は点灯しません。

タイムスイッチがONになっても、自動点滅器がOFFであるなら、電灯まで電気(電流)が流れないため消灯のままです。

自動点滅器がONになった時点で初めて電灯が点くことになります。

逆の場合も同じです。

自動点滅器が先にONになっても、TSがOFFなら点きません。TSがONになってはじめて点灯するということです。

動画でこの回路の正しさを検証してみた

実際にこのタイムスイッチと自動点滅器の回路が正しく動作するのかを動画で見ていただくと分かっていただきやすい。

最初は、端子台代用を使っているので、自動ではなく手動で確認するために、片切スイッチを使って手動で接点をONにしています。

続いて、本物のタイムスイッチと自動点滅器を接続して果たして本当に2つの機器がONになった時に点くのかを検証しています。

動画を見ていただく前に、自動点滅器の特徴として、周りが暗くなった場合、あるいは明るくなった場合も、手動のように即、点滅することはありません。

自動点滅器のON,OFFは1分ほどの時間差があるということを覚えておきませんと、回路の正しさを見誤ってしまいます。

この検証で使用したタイムスイッチは別回路式タイプのもの

パナソニック (ES・電工) TB17101N タイムSWベツカイロ24H 100V

 

 

 

パナソニックのタイムスイッチでも同一回路式のものは、S1とS2に入る電源線に関しては説明書によると、1種の試験で採用される接続と少し異なるようです。つまり、S2に黒を接続し、3端子となる感じです。

またこの回路で使用した自動点滅器は

東芝ライテック 防雨形 100V-3A用フォトスイッチ OS1033

 

 

 

 

こちらは比較的安価なもので、検証には十分役立ちました。







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