第一種電気工事士技能|第二種では最近出ていない接地極付コンセントが第一種ではくせもの
第二種では最近出ていない接地極付コンセントが第一種ではくせもの
以前は、第二種でも技能試験で出題された接地極付コンセントだが、最近はこのE付コンセントは第一種しか使用されていない。
なので、ここ数年の間で第一種の技能試験に挑戦する人は接地極付コンセントの接続でつまづくことがある。
接地極付コンセントはどこがくせ者なのか!
通常のコンセントの形状はこのようなもので誰もがおなじみのもの
一方、接地極付コンセントの形状は
表向きの形状は理解できたと思います。
では、裏側はどうなっているのでしょうか?裏側の形状は
写真から分かる通り、接地側白線と非接地側黒線は同じ方向に電線が差し込まれています。
通常のコンセントは接地側と非接地側が両サイドに電線を入れることになります。
この形状をよく理解していないと次のような失敗をしてしまうことになります。
それがこれです。
これはスイッチと接地極付コンセントの接続の場合ですが、スイッチからの黒の渡り線は現在白線が差し込んである部分に入り、白線はその下の「w」のマークがある部分に入ることになります。
このような接続は誤結線となり欠陥となります。注意しましょう!
接地極付コンセントの接続間違いは結構多い
第二種でも出題されていた期間がありましたが、その際にも裏側結線の間違いが多い人がいました。
そのため、この接地極付コンセントの問題が2年に一度は出題されていた感があります。このコンセントの出た問題では不合格になった経験を持っている人が多いのではないでしょうか。
第一種でも、接地極付コンセントが使用されている問題がいくつかあります。実際のところ、練習段階でも接続間違いは結構多いと言えます。
接地極付コンセントはその意味でもくせものといえるのです。
一度間違いをしますと、それからは同じ間違いをする人はいません。
独学で練習しているとこの間違いに気が付かず、間違ったまま覚えてしまう可能性があります。
第一種の受験を考えている方は技能講習会を受講してみることをお勧めします。
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