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2024年度(令和3年)第一種技能 複線図 NO7
2022年度に公表されたNO7の単線図
高圧KIP線の相に関して
複線図の一番左側がR相、真ん中がS相、一番右側がT相です。
第一種電気工事士 公表問題 NO7の複線図
施工条件<R相>電流測定(2019年度出題)
変流器結線
1)変流器から線を取り出す際、R相の小文字kからは赤線、T相の小文字kからは黒線を取り出しボックスまで引きます。
2)R相の赤線はR相のOCRのC1に接続し、C2から電流計へ引きます。
3)T相の黒線はT相のOCRのC1に接続し、C2から(電流計からの帰り)ℓと接続します。
ℓ端子間に渡り線を入れ忘れないように。
変流器二次側のアース線はR相変流器の二次側に接続(T相二次側だと1端子に3本つなぐことになるので1端子2本にするため)
別想定 各相の電流を測定する場合
施工条件<T相>電流測定
1)R相の赤線はR相のOCRのC1に接続し、C2から(電流計からの帰り)ℓと接続します。
2)T相の黒線はT相のOCRのC1に接続し、C2から電流計へ引きます。
施工条件<S相>電流測定(2020・2021令和2年出題)
1)R相の赤線はR相のOCRのC1に接続し、T相の黒線はT相のOCRのC1に接続します
2)R相とT相の各C2どうしを結線し、電流計に入れます
3)(電流計からの帰り)ℓと接続します。
以下の複線図は、複線図の一番右側に書かれている電流計切り替えスイッチがある場合を想定しています。28年度の公表の時点で電流計の部分は切り替えスイッチの記号がなくなりました。
上記複線図は電流切り替えスイッチASが記入された場合のものです。
R相の赤線はR相のOCRのC1に接続し、C2からASへ引きます。
T相の黒線はT相のOCRのC1に接続し、C2からASへ引きます。
変流器R相T相のℓ端子をASに引きます。R相とT相のℓ端子間に渡り線を入れ忘れないように。
複線図は切り替えスイッチがある場合を含め、4つの複線図が考えられることになります。
2019年度以降はAS切り替えスイッチの想定は少なくなり、むしろ電流計のR相想定、T相測定、S相測定の施工条件が見込まれます。
したがいまして、各相の電流を測る複線図と作成ができるように練習しておきましょう