2024年度 第一種技能 複線図 NO3





公表されたNO3の単線図

第一種電気工事士 公表問題 NO3の複線図 

AジョイントボックスとBジョイントボックス間で使用される2心ケーブルの接続に関して特に条件が付かない場合

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別条件に注意!

ジョイントボックスAとジョイントボックスB間の電源用ケーブル(接地側電線、非接地側電線)には2心ケーブル1本を使用し、点滅回路と区分すること  と言う条件の場合

2016_3a

変圧器二次側の三相200Vの取り出しと単相負荷回路の取り出し(接続)は条件に注意すること

下の展開図は変圧器(トランス)のT1とT2の並び方は同じだが、左側の展開図はT2のほうに単相負荷回路を取り出している。

配線条件

 

上の複線図は展開図の左側で書いている。単相負荷回路の接続はこうした展開図があるのでその指示に従って施工も行わなければ欠陥となる。

さらにT1がいつも左側に書かれているとは限らないのと、三相のv相の接続と渡りにも注意が必要。

左側の展開図では二次側白線はT1のvに接続してあるが、右側の展開図では二次側白線はT2のuに接続してある。


AジョイントボックスとBジョイントボックス間で使用される2心ケーブルの接続に関して特に条件が付かない場合

上記複線図の一番目に書いてあるのが、2心ケーブル2本の使用に関して特に条件に指定してない場合は、接地側と非接地側との条件をしっかり満たせば問題はない。

この条件があるか、ないかは、問題用紙の施工条件をいち早く見て太字で書かれているかを確認すること。

ジョイントボックスAとジョイントボックスB間の電源用ケーブル(接地側電線、非接地側電線)には2心ケーブル1本を使用し、点滅回路と区分すること  と言う条件の場合

この条件を満たす形で最初から複線図を書くようにしたほうが条件がない場合よりも引掛けに合わなくても済むような気がする。

もちろん施工もこの条件を念頭に置いて施工するよう心がけることです。

それで、電源用ケーブル1本(接地側と非接地側)を先に書き上げてしまうことです。こうすれば残りの2心ケーブルは点滅部分として書き上げることができます。

参考書によっては、こうした条件を特に取り上げていないものもありますが、条件が指定された場合のことを考えて対応できるようにしておきましょう。

2021年度に公表単線図とは配置が変更になった複線図の例

接地極付きコンセントとスイッチに位置が上下変わったりすると、渡り線を考えて接続する必要が出てくる。

器具の位置も逆、スイッチ類も上下逆など度の配置換えにも対応できるようにしておきましょう。

平成29(30)年度で実際に出題された解答図 試験センター抜粋

第一種NO3解答


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