第一種電気工事士技能|どうして撚線ストリッパーがあると助かるのか

 

第一種電気工事士技能では第二種には使用されない撚線が登場する。CVVと言った制御用ケーブルや5.5㎟のIV線が使用される。

もちろん、電工ナイフでも十分剥ぎ取ることができるのだが・・。撚線ストリッパーがあると大変助かるのだ。

公表問題NO10には撚線剥ぎ取り部分がかなりある

今年の公表問題のNO10はCVV2-2CやCVV2-3Cと言った制御用ケーブルが支給される可能性がある。

このCVVを使用した場合、何か所くらい撚線の剥ぎ取り部分があるのか確認してみた。まず、単線図を元にケーブル使用時の問題を下記に示すと

平成29年度NO10

CVV2-2C 不足電圧継電器接続部分で2か所

CVV2-3C 変圧器接続側3か所+変圧器渡り2か所

アウトレットボックス内9か所

VCB補助接点部分3か所と渡り2か所

E2(接地線)1か所

合計22か所の剥ぎ取りが必要

この問題が出た時にナイフで22回分を剥ぎ取るのは時間が結構かかる。ホーザンP958の1.6用の穴は2㎟剥ぎ取りにも使用できるが実際に剥ぎ取ってみると撚線に粘りのような感触があり22本はかなり疲れる。

撚線を1,2本剥ぐだけならP958でもOK


時間短縮と減線をしないためにも撚線ストリッパーは有用

一度撚線ストリッパーに慣れると時間の短縮にかなり有効だということに気づく。

撚線に粘りを感じるP958よりも力をさほど入れずにサクッとシースを剥ぎ取れるのが嬉しい。

もう一つ有用なのが撚線を減線しないことにある。P958は粘りのある撚線に対して力をある程度入れるので剥ぎ取り方が悪いと撚線の一部が断線してしまうことがあります。

減線は欠陥となりますのでかなり注意をしなければいけない作業となります。そのような意味でも撚線ストリッパーは有用と言えるのです。



お薦めの撚線ストリッパー

ほとんどどのメーカーも同じような造りになっています。ストリップゲージは大体15㎜ほどを目安にセットしておくと変圧器部分への接続がベストとなります。

 

よく知られていて値段も手ごろなのはベッセル(VESSEL) ワイヤーストリッパー より線C 3000Cです。¥ 2,336

品番の最後にCがついているものを選んでください。

C型は適用電線:0.9/1.25/2.0/3.5/5.5㎟

全長(mm):170

 

 

次に紹介するのが マーベル(MARVEL) ワイヤーストリッパー IV用 MWS-Cです。¥ 2,702 こちらもC型を選んでください

ベッセルの場合はゲージがついておりますが、マーベルの場合は付属品としてストッパー(ゲージ)がついています。

後付けですので部品を組み立てる必要があります。組み立てると言ってもさほど難しいものではありません。

適用電線:1.25・2.0・3.5・5.5・8.0㎟ 全長:180mm

 

 

やはりホーザンが1種用に出しているのが ホーザン(HOZAN) ワイヤーストリッパ- 第一種電気工事士試験対応 より線用 0.9/1.25/2/3.5/5.5mm2 P-90-Cです。¥ 2,427

これもC型です

付属品:ストリップゲージがついています。マーベルとほぼ同じ形式と言ってもいいかも知れません。同じように組み立てる必要があります。

適応電線:0.9/1.25/2/3.5/5.5m㎡ 全長:165㎜

 

全長が若干の差があるので女性の方は短めのもの手の大きい方は長いものを選べばベストです。

ECQ講習会でも上記にあげた3種類の撚線ストリッパーを持参されています。ストリップゲージが付属していても取り付け方が分からずそのままにしておられる方には一緒に取り付けを手伝っています。

この撚線ストリッパーを使う時のちょっとした技についてはまた次の記事で紹介します。